青春18きっぷ旅 in 北海道⑥ 4/4 【終】第1章



 

どうもご無沙汰です!

 

 

 

 

 

 

3週間限定と言っていたのにとっくに1ヶ月経ちましたね😅

 

いよいよ第1章も最終回となります。

 

 

 

 

 

 

 

※このご時世に旅の投稿をするのはどうなの!?と思われる方も一定数いらっしゃるのは承知の上ですが、旅行ができない今、このブログを通して北海道の風景や食を"目で"楽しんでもらえたなら嬉しいですし、落ち着いたらJRなり車なりでぜひ訪れてもらえればと思います。

念のためですが別に観光協会の回し者ではありませんw

 

 

 

 

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10日目のルート

 

 今回はオロロンラインを攻めます。

 

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いよいよ第1章もラストか・・・と感傷的になり乗車。

 

 

 

深川では次の列車まで3時間も待たないといけなかったので駅周辺を散策。

 

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この文化交流ホールは非常に思い出深い。小学4年の3月に父親のコネでお芝居に出演する機会があり、札幌の「ちえりあ」とここで公演したんです。

あとホール近くのローソンではキャストの方に競馬雑誌を買ってもらいましたw

 

 

 

駅で時間を潰していよいよ留萌本線に乗車。利用者数的に正直存続が危ういのでしっかり目に焼き付けておかなくては。

 

 

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石狩沼田駅

札沼線の”沼”がこの駅由来だということを旅行系YouTuberスー○さんの動画で初めて知りました。

 

 

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留萌駅現代っ子なりのワガママだけど路線の終着駅でWi-Fiないのはちょっと...

 

 

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噂によると暴風でバス停が吹っ飛ぶらしい沿岸バスに乗車

 

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約30分ほどで増毛町に到着。この街で有名な「寿司のまつくら」で注文したのはジャンボ生ちらし(¥3,960)

 

 

 

 

覚悟を決めること15分

 

 

 

 

 

 

女将さん「お待たせしました〜」

 

 

 

 

 

 

 

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ヤバイ(語彙力)

 

 

 

これは食事ではなく”戦い”だ。

 

 

 

およそ2合(約700g)のシャリを上手に攻略し、30分かけて完食。

 

例えると二郎食べてる感覚。ネタばかり攻めると後々シャリ地獄に苦しめられるので賢く食べなくてはいけません。

 

 

 

 

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次は増毛が誇る國稀酒造へ。試飲するつもりは全くなかったけど奥様の押しが強かったので6種類ぐらい飲みました。

 

ちなみに3月の来客数がむしろ増えたそう。理由はともあれ何とも複雑な結果ですがアルコール消毒しに来たんですかね(違う)

 

 

 

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留萌本線の終着駅で、2016年12月をもって廃止された増毛駅

現在の駅舎は翌年に再整備され2倍の大きさになったとか。町として鉄道の文化を後世に残すんだという強い意志が伝わる。

 

 

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暑寒別岳と増毛港を望む。

この前の日には仕事で手稲山から暑寒別岳を眺め、翌日には反対側から見るというレアな機会。しかし冬の山は本当に綺麗。

 

 

 

 

 

本来はこれで帰宅でも良かったのですが、もう1つ倒すべき"敵"があったのでバスで北の小平町へ向かいました。

 

 

 

 

 

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小平が誇る「すみれ」。オープンの17時に目がけて入店したらすでに家族連れがワンサカいるあたりさすが人気店。お昼時は結構な時間待つとか。

バイト先の社員(当時)で増毛に近い秩父別町出身の方から「絶対に食べてほしい」と紹介してもらったので、ぶっちゃけお腹は空いていないけど行ってみました。

 

 

 

メニューは丼ものからラーメン、定食まで幅広いです。

あっ、小さい赤い文字が見えた方、一瞬自分の目を疑ったかもしれませんがマジです。

 

 

 

 

オススメされた「よくばり丼セット(¥1,750)」を注文。海鮮丼とミニカツ丼のセットという文字だけでも相当なインパクトがあるが実物は果たして...

 

 

 

 

 

 

 

小学校高学年ぐらいの女の子がお膳を運んでくる。

 

 

「お待たせしました〜」

 

 

 

 

 

 

 

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((((((((((((((;゚Д゚)))))))))))))))

 

 

 

いや、ミニカツ丼って書いてあったでしょう。ミニの定義をぶっ壊されました。

 

 

 

 

 

海鮮丼はネタ1つ1つが大ぶりで美味しい。一方食えども減らぬミニ(大嘘)カツ丼、脂が重くのしかかる。

昼にあんなガッツリ食べたのが悪かったと次第に後悔し始め、挙げ句の果てには味噌汁が滅茶苦茶美味しく感じるというフードファイトあるある。

 

 

 

 

 

結局カツ丼を半分残してお持ち帰りしました...。

(ちなみに飲食店で食べ残したのは2015年4月3日に「味の一龍(苫小牧市)」のジャンボチャーシュー麺以来、実に5年ぶり。残念ながら昨年9月で閉店してしまったそうですが、とんでもない大きさのチャーシューだったので気になる方は検索してみて下さい)

 

 

ミニが全然ミニじゃないという話は聞いていたし、待ち受けるだけの準備はしていた。しかし私の胃袋にはまだまだ荷が重かった。

 

 

 

 

 

帰りのバスはお腹の苦しさで悶えていた記憶しかない。また強くなって絶対リベンジするから待ってろ!

 

 

 

 

 

 

(10日目)

白石 6:08 → 8:02 深川 11:10 → 12:07 留萌 [12:35 → 13:07 増毛役場前 → 留萌駅前 16:15 → 16:55 鬼鹿港町3区 17:53 → 18:34 留萌駅前] 20:20 → 21:16 深川 21:20 → 22:18 岩見沢 22:34 → 23:09 白石

新たな通過駅:10駅

合計距離:301.8km

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これにて青春18きっぷ旅第1章、別名"卒業旅行(青春ver.)は終了です。

 

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新型コロナウイルスの影響で当初の予定から10回以上旅程を変更し大変な旅ではありましたが、こんなに濃密な旅になると思っていませんでした。

 

ひとまず、ダラダラと長いブログを読んでくださった方々本当にありがとうございました!!

 

ここで書ききれないことも沢山あるので次回書きます( ̄▽ ̄)

 

青春18きっぷ旅 in 北海道⑤[後編] 3/27〜28 1級フラグ建築士

 

こんにちは!

 

 

 

 

 

 

 

ブランクがあったのは決して投稿し忘れていたわけじゃありません!! 

テキトーな文章アップするよりはちゃんとした形で出したいと思って考えていたら4月になっていた、ってなわけです。

それに身分が変わるとはこういうことかと実感しています。

 

 

 

 

 

 

 

ということで、話は壮絶な宗谷岬チャレンジを終えた後の続き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょうど宗谷本線を南下しているときにとある記事を見ました。

 

 

JR北海道が公表している『駅名乗車人数』によると、宗谷線53駅のうち半数以上の29駅が乗車人数1日平均3人以下ということが判明しています。

 

2つ目の投稿でいずれ駅はなくなっていくだろうという内容を書きましたが、それが現実となって改めてその駅や風景を目に焼き付けておきたいという思いが強くなりました。

 

 

 

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旭川から石北本線に突入。紅葉の季節には素晴らしい景色が見られるのだと思います

 

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カーリングのまち北見。今でこそ北見市に合併されはしたものの、元々常呂町だったこともあってまだ違和感がある

 

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網走駅から1時間ほどで知床斜里へ到着。さすがに寒い

 

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駅近くの『来々軒』で昔風ラーメンと餃子。ここ2日の食事が大福だったぶん堪らなく美味しい

 

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今回の宿泊先は駅から50mという最強の立地。全国のルートインホテルズではWOWOWを無料で観られるようです

 

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人生初の流氷。片割れでもギリギリ見られてよかった

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北浜駅の駅舎には無数の切符が張り巡らされていて今度ゆっくり訪れたい

 

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網走駅。監獄行きも考えたけど脚が持たないと判断し断念

 

 

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常紋トンネル。明治〜大正初期にかけて鉄路敷設のために"タコ部屋労働"というほど劣悪な環境だったことで有名。

 

監禁状態で働かされ、遺体は近くの山林に捨てられるという始末。亡くなった労働者達は、トンネルが完成した後に発生した十勝沖地震(1968年)で人骨が発見されるまでの間存在さえも知られずに供養がなされていなかったり、人柱という立ったままで生き埋めにされた人骨が見つかったりと、ゾッとする話ばかりが残されています。

 

さらに詳しく説明しだすとキリがないので興味がある方は各自検索してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

話を戻し、旭川で2時間滞在するということで大学の知人Tさんとそのボーイフレンドと合流。

 

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リクエストにお応えして『梅光軒』で2日連続のラーメン。

 

 

帰り際に”旅での忘れ物”の話になり、

「家から遠い場所で忘れ物したらシャレにならないよね〜笑」

と発言。

 

 

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旭川に来てから街中をあまり見れていないと聞いたので、1時間ほど潰そうと向かったのはイオンモール旭川駅前。

観光でイオン訪れたと言ったら笑われそうですが、札幌にない4階建てで映画館も入っているなど非常に立派でした。 来た甲斐アリ。

 

 

駅の物産コーナーで試食などをしていざ札幌に帰ろうとした時、あることに気づくのです...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅光軒に大福忘れた((((;゚Д゚)))))))

 

 

 

 

 

 

 

 

店で忘れ物の話をしていたのに。全種類買って残すところ3種類だったのに。足下にある荷物入れのカゴに置くと危ないと分かっていたのに。

 

気づいたのが出発5分前で店に戻ると乗り遅れるので泣く泣く諦め...このアホマヌケが!

 

 

 

忘れた大福はお店の方に食べてくださいと連絡しておきました(^^;)

 

 

 

 

 (7〜9日目)

3/26

白石 6:08 → 8:54 旭川 11:30 → 12:43 風連 14:01 → 14:09 名寄 14:55 → 19:51 稚内

3/27

稚内 5:20 → 8:47 名寄 10:59 → 12:48 旭川 14:40 → 18:08 北見 19:03 → 21:00 知床斜里

3/28

知床斜里 7:28 → 8:17 網走 8:44 → 9:48 北見 10:29→ 13:50 旭川 16:12 → 17:54 岩見沢 18:05 → 18:40 白石

新たな通過駅:94駅

合計距離:1,330.8km

 

 

 

 

この3日間ひたすら甘い大福を食べてきたのですが、たった3つ置き忘れて本当に苦い思い出となってしまいました。

 

 

 

というわけで、長い長い18きっぷ旅もあと1日。最後は食べて食べて食べまくります。

 

(⑥に続く)

 

 

 

青春18きっぷ旅 in 北海道⑤[前編] 3/26〜27 最果ての地

 

 

どうもWatappeです。

 

 

18きっぷ旅も終盤戦に入って参りました。いよいよ鬼門の宗谷本線が今回の舞台。

 

 

 

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7〜9日目のルート

 

既に通ったルートは黒く塗りつぶしているのですが、こう見ると南に東にと結構回ったな〜と我ながら感慨深いです。

 

 

 

前日は大学卒業の集まりでお酒を飲んだこともあり最悪の寝起き。とりあえず旭川まで3時間寝ることにしたもののベッド(ベッドとは言っていない)が硬すぎて眠れず。

 

 

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旭川から宗谷本線に乗り換えて北上。

 

 

風連駅で下車し向かった先は「もち米の里☆なよろ」。

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このソフト大福というのがものすごい種類の味で、見ているだけでも楽しくなります。

 

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残念ながら下の2つはキムチが廃盤、アスパラは旬でないことからありませんでした。アスパラはちょっと気になる。

その穴を埋めるように、チョコレート・とちおとめいちご・コーヒーがあって合計19種類。

 

 

 

 

 

 

 

 

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全部購入。合計4000kcal超えという大福たちを3日間で攻略するというミッションを自分に課しました。

 

 

 

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名寄から先は私とダンディなオジ様と20代前半ぐらいの女性の3人。

 

 

オジ様が美深駅で降り乗客は2人。

 

 

※漫画なら何かが起こりそうな流れですが特に何も起きません

 

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蕎麦で有名な音威子府駅で1時間も待つことに。そこまで待たされる理由をご存知の方がいらっしゃればご一報ください。こんな待たなければ宗谷岬徒歩チャレンジしなくてよかったのに

 

 

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かつて音威子府からは天北線という路線が出ていました。その展示物が駅構内にあって楽しめるものとなっています。

 

 

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それに音威子府といえば黒い蕎麦が有名。駅そばとして知名度の高い「常盤軒」は昼間の営業なので札幌から行く場合は特急の利用が不可欠。

 

 

 

 

展示コーナーに戻ると寄せ書きノートがあったのでパラパラ読んでいると、この日3/26に"新潟から来た○歳(個人情報保護のため非公開)学生です。明日青春18きっぷ稚内からスタートします"との記述。もしや・・・。

 

 

 

 

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宗谷本線は途中から天塩川と並行するのですが、思っていた以上に長く広い。

 

 

 

 

 日もすっかり暮れ、座りっぱなしの疲れが溜まってきた中

 

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札幌を発って14時間弱、ついに日本最北端の駅・稚内駅に到着。

 

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札幌と北緯が2度違うってだけですごい所に来てしまったんだなとしみじみ。

 

 

 

 

 

 

 

稚内で何をしたかはこの記事に全てが集約されています↓

wkchicken4.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

 

翌朝5:20の始発で滞在時間わずか9時間で稚内とお別れ。

 

 

乗客は私と、昨日も同じ列車に乗っていた女性。

そう、彼女こそ新潟から来た学生だったのです。

 

 

持ち物や見た目からすると鉄ヲタ要素がほとんどなかったのですが、名寄から鈍行で稚内に向かう人の属性は自ずと限られてくるのでもしかして...とは思っていました。

 

 

あの旅行系youtuberスー○さんですらスタート地の稚内には飛行機で乗り込んでいるほどだし、ぶっちゃけ電車で道央圏からJRで稚内に行くのは時間効率が悪いだけに凄いと感心させられるばかり。

 

 

 

自分が名寄で遅めに出発する普通列車に切り換えたのでここでお別れ。無事に西大山(枕崎)まで辿り着けるよう頑張って欲しいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただの他人なのに応援しているのは冷静に考えて怖いですね。何かあったんですかね()

 

 

(⑤[後編]へ続く)

 

 

 

稚内駅から宗谷岬まて徒歩で行ってみた

 

どうもWatappeです。

 

 

 

 

 

今まさに道北シリーズの真っ最中ですが、前回の投稿で述べた"あること"を実際にやってきました。

 

 

 

 

 

 

4年間の大学生活で特に頑張ったのは言うまでもなくマラソンです。プチ自慢ですけど100kmマラソンも完走しました。

今もジムに行けないながらも週2ぐらいでランニングしていますが、ここ最近の暴食がたたって体重が激増していて、そろそろ真面目に走らないとマズイなと感じつつありました。

 

 

 

そのタイミングで18きっぷの道北シリーズで稚内に行くこととなり、頭が狂ってこのようなことを考え出したのです。

 

 

 

 

 

「歩いて宗谷岬行けそうな気がするな」

 

 

 

 

 

どこからそんな自信が湧いたのか当時の自分に聞いてみたいぐらい笑

 

 

 

 

 

同じ研究室であったり限界ドライブ好きの友人らが端っこの岬にちょくちょく行っているのを見て段々と宗谷岬への行きたさが増していました。しかし、車移動でないことによる大きな障害があり悩んでいました。

 

稚内駅から宗谷岬へ向かうバスは1日に4本走っていて、駅からの最終便は19:30発。普通列車稚内駅到着が19:51。つまり18きっぷのみで札幌から稚内に向かってその日のうちに宗谷岬に向かうには

①タクシー②ヒッチハイク③徒歩

この3つしかありません。

 

タクシーだと1万円以上もかかるので全く合理的ではありません。ヒッチハイクはすぐやろうと思ってもできません。

ということで徒歩で行くしかありませんでした。

 

 

ちなみに稚内駅からの距離は

 

 

 

 

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31km

 

 

 

 

札幌駅から定山渓温泉までと大体同じ距離。バス移動でも遠く感じるのに徒歩だとどうなることやら。

 

 

 

 

本当は稚内に2日目の夜まで滞在する予定だったのが、コロナや釧網線&花咲線不通でルートを再編して日が昇らない9時間程しか居られなくなってしまいました。

2日目の朝に宗谷岬行って昼はデノーズのどデカいハンバーグを食べる完璧なプランもおジャン。

 

 

それでも宗谷岬を諦めきれなかった私は歩いて行くことを決意したのです。駅近くのノシャップ岬でもよかったんじゃない?って声も聞こえそうだけどそれはまた違う。

 

やっぱり自力で日本最東端の地へ踏み入れたらすごい達成感だろうなと思ったのが一番。マラソンもそうですが苦しみの末の達成感は一度味わうと病みつきになってしまう。こういうのを世間一般ではドMと言うのでしょう。

 

 

 

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可能な限り脚を温存させたいのでまずは行けるところまでバス移動、駅から約8km離れた声問で下車しスタート。

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街灯も次第になくなり本当に見えない。

気温以上に冷たい海風が身体を突き刺し、青看板が見えたところで岬まで20kmもあると知って絶望

 

 

 

いつものランニングと大きく違う点はリュックを背負っていること。途中の栄養補給用に大福(詳細は次編で)を持つなど結構な重りを抱えていたので全然前に進めない。

 

 

ラソン大会の出場を重ねる中で一番思ったのは、楽しようとゆっくり走るのが一番辛いということ。ゆっくり走ればフィニッシュまでの時間は延び、「なぜ自分は走っているのか」とまで考え出してしまう。自分も最初はそんな感じでした。

しかしマラソンでこんな事を考えた時点でアウトです。

 

 

 

本当ならもっと早く走れるはずなのに身体が動かない...。でも後戻りできないし助けもいない。

 

 

 

 

 

 

 

ただただ前に進むこと2時間半・・・

 

 

 

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ついに到着。誰もいなかったので「っしゃあああああああ」と思わず叫びました。きっと向こうのサハリンまで届いたことでしょう。

 

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間宮林蔵像もお出迎え。

 

本当は昼に景色を見たかったけれど、ここに行くことが何よりの憧れだったので次に楽しみにしておきます。

 

 

 

 

正直帰りのことはほとんど覚えていません、ヒッチハイクしようとしたけどヒヨってやめたぐらいしか。

真っ暗で歩道がうっすら見える程度の区間はたくさんあったし、脳が睡眠を欲しているのが自分でも認識していたし、極めつけには走馬灯が駆け巡るような心地すらしました。まさに命がけ。

 

 

前日の卒業式(※中止)後の集まりで同期に「100日後に死ぬな」と冗談半分本気半分で言ったけど自分が100日後どころか今日死ぬんじゃないのかなとも思いましたw

 

 

稚内駅に着く頃には空が青くなっていました。

結局行き帰りで約60km。宮古島の100kmよりキツかった。

身体も全身バッキバキ。

 

 

 

結論を言うと、宗谷岬までは車で行きましょう。

 

 

 

歩くなら死ぬ覚悟で行ってくださいね(^^)

 

 

青春18きっぷ旅 in 北海道④[後編] 3/23 幻

 

おはようございます!

 

前日はシカのイタズラにめげずスパカツを食べることができましたが、昨日の今日でまたシカにやられそうな予感しかしませんでした、、、

 

 

さて、この日は厚岸まで足を伸ばしてから釧路に戻り、石勝線経由で札幌へ帰るというルート。

 

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この快速列車を逃すと1日で厚岸から札幌に帰れないと知り起床は4時半。牧場関係者かな?

 

 

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40分ほどで到着。謎CMで有名なコンキリエは駅からすぐの高台にあります↓

 


何度見ても草

 

 

 

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厚岸駅の鉄橋から。本当ならさらに先の根室まで行くはずだったのに、この前の大雨で花咲線釧網線が冠水被害を受けて今でも復旧せず(2020/3/24現在)。

すなわち北海道一周の夢が絶たれました。自然には抗えないのは百も承知ですが、何ともやりきれない思いでいっぱいです。

 

 

「これが"試される大地"か」

 

 

と痛感する瞬間でした。

 

 

 

 

 

そんな無念を胸に釧路へ戻る途中、突然急ブレーキがかけられた。まさか・・・

 

 

 

 

 

 

 

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ま た お 前 か

 

 

 

 

 

邪魔しといてどのツラ下げてんだカメラ目線やめんかい。

 

 

 

 

 

 

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帯広駅。

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はげ天で豚丼(1.000円)。ご飯が普通盛りでも茶碗2杯分あったので糖質制限したい人は少なめに頼むのをお勧めします。

 

 

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スーパーおおぞら改おおぞら。新得新夕張間は普通列車が走っていないのでこの区間だけ特急に乗車できる。

 

石勝線経由の特急に乗るのは中学校の修学旅行以来。この直前にトンネル付近で火災事故があって車両にブルーシートがかかっていた記憶が残っている。

 

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線路が新得を出てものすごいカーブを描くので新得市街を見下ろせる。

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新夕張駅。立入禁止の3,4番ホームは2019年に廃止になった夕張支線で使われていたんだなーとしみじみ。

駅を降りるとすぐ国道274号ですが、道の駅が定休日だったためか余計に閑散として寂しさもひとしお。



 (5〜6日目)

釧路 5:35 → 6:21 厚岸 7:08 → 8:04 釧路 10:11 → 13:19 帯広 14:40 → 15:40 新得 15:55 → 16:52 新夕張 18:42 → 19:39 南千歳 19:45 → 20:19 札幌

新たな通過駅:44駅

合計距離:435.9km

 

 

 

自然に翻弄された道東シリーズも終わり、いよいよ北の方面へ戦いを挑むことなります。

 

また食べ過ぎで弛んだ自分の体にムチを入れる意味で、あることにチャレンジしようと考えています。ブログを検索してもヒットしないのでかなり希少価値高いんじゃないかなと思います。まずやれるだけのコンディションに持って行かなくては...!

 

(⑤[前編]に続く)





 

青春18きっぷ旅 in 北海道④[前編] 3/22 スパカツを阻む鹿

 

どうもWatappeです。

 

 

新しい記事をアップし次第twitterに載せてはいるんですけど、効果はあるのでしょうか?ブログなんて自己満の世界だし金稼ぎでやってる訳でもないのでそこまで気にしていませんが。

一方で、こんな景色や食べ物があるんだと知ってもらえているならそれは嬉しいですし、なるべくそういうモノを取り上げたいなと思うのでご愛顧のほどよろしくお願いしますm(_ _)m

 

 

 

さて青春18きっぷ旅もいよいよ後半戦。ここからはむしろ自然との戦いといって良さそうです。

 

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5〜6日目のルート

今回の舞台は道東。

実はこのルートは不本意なものでして...詳細は後ほど(12日ぶり2度目)。

 

 

 

まず白石から滝川で根室本線に乗り換え富良野へ。

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青空が広がり山々が非常にくっきり見えていました。

 

2016年夏の台風で南富良野町をはじめ十勝地方にも甚大な被害が出ました。この影響で根室本線の東鹿越〜新得間は斜面崩壊や土砂流入等で不通となり、現在でも復旧の見通しは立っていません。

東鹿越だけでなく富良野からも新得までの代行バスが運行しており、そこに乗れば18時ぐらいに釧路に到着できたのですが、あえて東鹿越まで電車で行くことにしました。

 

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東鹿越で代行バスに乗り換え。そもそもあえて列車で東鹿越まで行く人ったら沿線の住民と、そうでなければ鉄道ファンぐらい。つまり俺も鉄道ファン(?)

 

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幾寅駅は高倉健さん主演「鉄道員」のロケ地らしい。鉄道員で思い出すのはヨーロッパリベンジの帰りに映画観て号泣する大泉さん

 

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新得駅新得といえば蕎麦ですが、そば通じゃないので何が特に美味しいとか正直分かりません笑

 

ここから帯広を経て釧路まで、途中の待ち合わせ時間を含めると5時間半も列車内にいるという苦行の始まり。

以前サッカーの応援後に磐田→府中と電車で5時間移動したので大丈夫だろと謎の自信が芽生える。

 

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浦幌のパチンコ店。一番消えてはいけない文字が消えてるよ・・・

 

 

 

 

 

その次の厚内駅を出て間もなく、凍りつくアナウンスが。

 

 

 

 

 

 

 

「只今、シカに衝突した模様です。安全確認のためお待ちください」

 

 

 

((((;゚Д゚)))))))

 

 

 

どうやら海側から侵入してきたらしい。根室本線でシカと衝突することはままあるらしいが、まだ山間部でないのに珍しい、と車掌さんともう1人の地元民は言う。

 

車掌さんがサーチライトで照らしていると、シカが生きているという。一体どうやって線路と列車の間に挟まったのか???

さらに車両を見回しているうちに脱出して逃げたらしい。とんだ迷惑野郎だ。

 

 

 

おかげでこの旅のメインであるスパカツに暗雲が立ち込めた。20:30ラストオーダーのところ20:06釧路着とそもそもギリギリだったが、シカが邪魔したせいで釧路駅からダッシュしなくてはいけなくなった。

 

 

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20:21釧路着。走る。多分1km4分を切るペースだった(例えが悪い)

 

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何とかセーフ。ラストオーダー間近でも若者中心にまあまあ埋まっている。

 

スパカツ発祥の地「泉屋」のスパカツ(1,150円)。

鉄板に敷き詰められているので少し食べづらいが飛び散る油に気をつけながら食べる。アッツアツ。昼は蕎麦のみと空かした胃袋にカロリーの塊を間髪入れずぶち込んでいく。

意外にも15分ほどで平らげたが大盛り(+300円)にしたらえげつないことになりそう。ご馳走様でした。

 

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天気予報でよく映る幣舞橋を眺めて終了。

 

 

というわけで、てんやわんやしながら何とかスパカツにありつけたのでホッとしました。もし泉屋に入れなかったら冗談抜きに「Youは何しに釧路へ?」でした。

 

(④[後編]に続く)

 

 

青春18きっぷ旅 in 北海道③[後編] 3/14 ワンマン電車の罠

 

こんばんは!

 

 

引き続き道南シリーズの後編は青く澄み切った空の下スタート。

 

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函館朝市。ニュースでもやってましたが本当に人がいない・・・

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朝市の少し外れにある「ふれあいイカ市場」より函館山を眺める

 

五稜郭を抜けると常にこういう山脈が見えます。

 

 

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これは田畑ではなく小沼です。そう、大沼国定公園の一部。

 

 

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大沼公園駅で下車

 

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大沼といえばやっぱりこれでしょう。

 

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雪をかぶっている分3年前の春に見た時よりも見栄えが良かったです。

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鳥さん

 

天気もよく素晴らしい冬の大沼を満喫できました。


 

この日は大沼から森までが前日と違って内陸ルートとなっており駒ヶ岳をより近くから望むことができました。

そう言えば大沼も森も2000年代の西武のリリーフ陣にいましたね

 

 

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森駅の連絡階段から1枚。年賀状に使えそう

 

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「太田屋」という食堂で有名な汁入り焼きそば(600円)。しっかり麺に味が染み込んでおり具沢山で満足でした。

 

 

 

一息ついてここから長万部に向かおうとした時、思わぬ悲劇が。

 

 

 

 

13:44発の普通列車に乗(ったつもりにな)りその時を待っていたら、定刻になっても動かない。特急の通過を待っているのかな?と思って振り向いた瞬間・・・

 

 

 

 

長万部行きの電車はすでに駅を発っていた、、、

 

 

 

 

何が起こったかというと、1両のワンマン電車が隣り合わせで停まっており、2両編成と勘違いしたのでした。

私が乗ったのは長万部行ではなく函館行...。そもそもなぜ奥の車両に乗り込んだのか自分でも分からない。

 

 

 

追いつかないと室蘭本線に乗れないので特急に乗ることに。 

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想定外な2,640円の課金。しかし、コロナの影響で利用者数が昨年同時期と比べ最大75%減と苦しいJR北海道さんにお布施したと思えばいいでしょうか笑

 

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 特急"北斗"。この日ダイヤ改正が行われ"スーパー"の名が取れた。取る意味あるんかな?

長万部駅で降りダッシュでギリギリ乗り換え。

 

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山と山に挟まれた"秘境駅"小幌駅。日中はともかく夜にここで取り残されたらヤバそう。

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駅を出て15秒ほどですぐ次のトンネルに突入。

 

 

 

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"第2の故郷"室蘭の夜景で有名な新日石をはじめとする工場地帯。近年製造ストップなどで周辺地域の人口移動が顕著になっている。

 

 

私の祖父母が住む白鳥台はかつてベッドタウンとして栄えるも近年は高齢化・人口減に加えスーパーも撤退。市街地から約6kmと車が必須で、この先買い物難民が増えることは間違いなく今後がとても心配。2019年4月に再選された市長がコンパクトシティ化を推進しているのが余計に不安を掻き立てる。

 

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東室蘭駅。実に11年ぶりの利用

 

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意外にも室蘭駅を使うのは初めて。かつて長崎屋だったところがアークスに変わっていて時代の流れを感じる。

(中島店も閉店になって全面ドンキホーテにリニューアルされるとのことで寂しいです) 

 

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ウポポイ駅

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苫小牧で室蘭線に乗り換え

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スターホース量産地・安平

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岩見沢駅、立派な造りの割に中がスッカスカなのが残念。

 

 

 

(4日目)

函館 8:18→ 9:08 大沼公園(沼の家) 11:44 → 12:21 森 14:40 → 15:21 長万部 15:24 → 16:53 東室蘭 17:12 → 17:24 室蘭 17:40 → 17:53 東室蘭 18:04 → 19:22 苫小牧 19:54 → 21:20 岩見沢 21:44 → 22:19 白石

新たな通過駅:47駅

合計距離:372.1km

 

 

 

好天に恵まれ大沼公園駒ヶ岳、室蘭の工業地帯は非常に見応えあるものでした。森でワンマン列車に置いていかれた時は終わったと思ったけど命拾いしてホッとしました(^^;;

 

これで道南ルートは完走。しかし旅はここから本番、雪が降れば運休も待ったなしの道北・道東方面です。まず釧網線花咲線は早く復旧してくれ!

 

 

(④へ続く)