1年かけて無印良品のレトルトカレー(ほぼ)完全制覇に挑んでみた
3ヶ月ぶりのご無沙汰です!
基本的に電車旅やドライブのことをブログに綴ってきたのですが、個人的に激動だった2021年の中でひとつコツコツ続けてきたことを記事にしてみました。
3月にJR北海道の全駅を曲がりなりにも完全制覇したように、一度沼にハマってしまったものは数に限りがあるのなら全てをコンプリートしたい!という欲がだんだん湧いてきました。
その欲求のターゲットとなったのが
各地にある無印の店舗どこに行ってもカレーのコーナーを広くとっていますよね。
親しみあるものから少しクセのあるエスニックタイプまで実に幅広い。
何種類食べても飽きないシリーズということで、いっそ全て食べてやろうという気持ちになったのが今年の1月末。
それからほぼ1年かけて現在流通する商品を片っ端から購入し、
自分が評価つけるのはおこがましいですが
★★★★★〜秀逸。皆さんにもぜひ食べて欲しい
★★★★〜ウマい!
★★★〜また買うかと言うと微妙
★★〜んー...
★〜これはちょっとキツい
こんな感じでランク分けしてみました。
本題に入る前に2つお断りを。
※現在販売されていない商品も含まれておりますが、どんな味かは写真とコメントでご想像ください。
※本記事は独断と偏見によるもので、捉え方には個人差がございます。
特にとある食材を含んだカレーには軒並み低評価を付けているのであしからずご了承ください。
ではランクの低かった順に、ひとこと感想を添えてご紹介。
★ [4品]
・国産りんごと野菜のカレー
甘すぎてカレーとして食べられん、、、
・糖質10g以下 キーマ
味気が...
チーズ
・糖質10g以下 チーズときのこのカレー
チーズ
★★ [8品]
・辛くないグリーンカレー
・糖質10g以下 チキンとトマトのカレー
ややパンチ力不足
・イエロー
クセが強い
・根菜のスパイシースープカレー
根菜だけだと少し物足りない
・ダール
豆豆すぎてカレー感が薄れてしまった感
・レッド
ただ辛いだけで辛い
チーズ
・大豆ミートのチーズキーマ
チーズ
★★★ [14品]
・バターチキン
バターが主張しすぎていて甘すぎる
・辛くないスパイシーカレー
スパイシーカレーと名乗るなら辛くあって欲しい
・ゲーンパー
森のカレーという異名らしく不思議な味
・クリーミーバターチキン
ちょっと甘い
・ごろごろ野菜と豚ひき肉の大盛りカレー
野菜の大ぶり感は素晴らしいが若干脂っこい
・おうちのこだわりビーフカレー
真の”おうちの”カレーに程遠いので−★1つ
・スパイシーチキン
食べた日の体調が悪かったからか余計オイリーに感じた
・トマトのキーマ
ちょっとトマトが主張しすぎ感
・糖質10g以下 チキンの豆乳クリームカレー
ダイエット食
・プラウンモイリー
カレーというよりスープ食べてる感覚
・辛くないほうれん草のキーマカレー
なぜ辛い方が売ってないのか
・ココナッツチキン
ココナッツだからと舐めてかかり辛すぎて撃沈
・大豆ミートのスパイシーキーマ
5kgぐらい太ったら丸ごと大豆ミートに切り替える
・猪肉と3種の豆のカレー
初めての猪肉、熊や鹿よりケモノ色濃い
★★★★ [12品]
・牛ばら肉の大盛りカレー
終盤は脂との戦い。もう私も若くない
・プラウンマサラ
モイリーよりパンチある
・グリーン
高校の学祭で食べたやつの方がまだ辛かった気が
・カリアヤム
マレーシアの煮込み料理。公式レビュー4件って不人気すぎるw
・マッサマン
ラーメンぶち込んだら絶対美味い
・辛くないジンジャードライキーマ
ジンジャードライキーマの辛くないver.
・キーマ
安定の
・チキンの大盛りカレー
同じ量でもモタレない、これが豚との決定的な違い
・マサレマ
ココナッツベース、★5つに近いレベル
やっぱレモンにはチキンがしっくりくる
・辛くない国産玉ねぎと豚肉のカレー
”辛くない”ので正直下馬評は低かったが、それ以上に奥深い和風テイストの旨みを感じた
・チキンとごろごろ野菜のスープカレー
やっぱスープカレーはチキン
ということでまだ出てきていないカレー、すなわち★★★★★を獲得したのは10品となります。
そして懲りない私はその10品を更に順位付けしてしまったのです。
もう少しこのブログに付き合わせてくれると嬉しいな〜
第10位 ビーフルンダン(¥690)
まろやかココナッツクリームのマレーシア煮込み料理。
ちなみにす●家の「ほろほろチキンカレー」より10円高いという高級品
第9位 鹿肉とマッシュルームのカレー(¥450)
最近発売されたジビエシリーズの1つ。
お肉もそうだがきのこ1つ1つがゴロッと入っていることに驚かされる
第8位 3種の唐辛子とチキン(¥350)
火を噴くほどにハイパー辛い。
胃が荒れているときに食べると大変なことになります笑
第7位 ジンジャードライキーマ(¥350)
8位の「3種の唐辛子とチキン」に近いレベルで辛いのだが、生姜が入っている分身体を温めてくれる。
私は極度の冷え症なので結構そのへんは大きな加点要素に
第6位 マトンドピアザ(¥450)
道産子にとって羊肉は大正義。
そこに玉ねぎの甘さが調和しており素晴らしい一品です。欲言えばもう少し羊臭さがあってもいい。
「臭いのイヤ〜」とゴネる人は無視してどうぞ
第5位 サグチキン(¥450)
ほうれん草以外にもケールと小松菜も使っているため野菜の食感がすごい。
ビジュアル的にも青系で目立つところで彩りを与えてくれる
第4位 バターチキンカレー(¥350)
2009年発売の復刻版。
今のバターチキンと大きく違うのはトマトの含有度、バターの甘く強い主張にトマトが被さっていて断然こっちが好き
もはやレギュラーでもいいよ(小声)
第3位 フォン・ド・ヴォーのスパイシービーフカレー(¥350)
上品な味の中にもスパイスがジワリと効き更には肉が口の中でホロリと蕩ける。
無印の製品ではお店のいわゆる欧風カレーに最も近く、それでいて平均的なプライスなので言うことなし
第2位 ごろり牛肉のスパイシーカレー(¥450)
牛肉の旨味とコクがしっかり出ていて、また良い意味で無印カレー感がなく、家庭のカレーに最も似ており親近感を覚える。
結局親のカレーがナンバーワンってことでしょうか(^^;
なお、地味にこの一袋で500kcalというカロリー爆弾ですのでご注意を
第1位 プーパッポン(¥450)
おめでとうございます!定番が1位にならないという大波乱の結果になりました。
プーパッポンとはタイ発祥の蟹と卵のカレー炒め。しかしこの衝撃度はダントツでしたな...
魚介を絡ませたカレーはエビ以外だと最近はサバが広まってきているが、蟹は全く想像つかずなところがありました。
スプーンで1度すくうと大量に蟹が乗っかってくる、これを私は”マルトマホッキカレー現象”と呼びます。
苫小牧の「マルトマ食堂」で定番のホッキカレーを食べればあーなるほどなと分かるはずです。
それにしてもこれは本当に驚いた。カレーの底知れぬ可能性を感じた。
というわけで、私がこの無印カレーに捧げた金額は
22,060円(計58点)
ソフトクリームに特にどハマりした2018年、1年でスイーツに使ったのも2万円超だったような気がします。
ただ単価の高いパフェが含まれているので個数としては圧倒的に今回の無印カレーの方が多く、ここまで時間がかかりました。
ただ、実はこれほど食べたのに完全制覇ではなく、
「チャナマサラ」と「厚切りベーコンのスープカレー」という現在売られていない2種類だけ残っているのです・・・
良品企画様、なんとか復刻版として販売することをご検討ください!
ちなみに、僭越ながらInstagramのカレー専用アカウントを7月より稼働しております。
https://www.instagram.com/w_curry_runner/
週1ペースで投稿しているので興味あれば覗いてもらえると嬉しいです。
以上宣伝でした!
車で札幌〜稚内を日帰りで往復してみた
半年ぶりのご無沙汰です!
ウザいほどの暑さも収まり、ようやく自転車通勤が心地よくなってきたこの頃であります。
さて、投稿をサボっている間に異動となって札幌市民の称号を外しました。可能性があるのは分かってたんですがまさか俺が...という感じ。
この際3、4年ぐらい外から北海道を見るのはまあ良いかなと。ただそれ以上になると考えちゃうかもしれません笑
つまり今回の旅は帰省です。ただこの状況なので家族には告げず、会う友人も最小限に絞る"バブル方式"をとりました。
某知事が「帰省は諦めて」とヌカしてましたね()でも色々な要素が重なって北海道に帰る、そしてこのドライブを決行するに至りました。
①もともと稚内ドライブは年初の目標に設定していた
→昨年春に電車で行ってはいるものの、夜の街しか見ていない
今思うと往復60km歩いたのアホすぎるな
②春に取っていた新千歳〜女満別のフライトを理由もなく9月頭に移した
③札幌競馬最終日の座席が当選した→ここで帰省決定
④その前日に③のフライトだからオホーツクを周ろう
⑤この際有給で④の前日に稚内日帰りやってみるか
こんな感じです。この為に帰ったわけではないのです。
でも面白そうだったからやってみた。
5:30 出発
意外とこの時間だとそこそこに車走ってるんですね
ここだけの話、TVh前の交差点を通過したら赤信号でした...モロに朝日入ってきたのでお許しをm(_ _)m
途中道の駅でトイレ休憩を挟みつつ、粛々と距離を伸ばす
新十津川駅跡地。辛うじて線路は残されてたが...
そういえば「ロイズタウン駅」なるものが来春できるらしく。行かないと(使命感
これは和寒付近の信号待ち。この景色よ、私が欲していたのは
音威子府で土産用のそばを買い
漢字で書くと敏音知ですって。んなもん読めへんわ
浜頓別からオホーツク海とご対面。
途中で急なスコールに打たれながらも切り裂くように90〜100km/hで飛ばす。
ネズミ取りに遭ったら免停ですw
そして札幌を出発し7時間
ごめんなさい、7月に買ったミラーレスを使いこなせてなく、ゴミが入ったまま撮って変な模様入ってます。クソが!
素晴らしい天気でうっすらとサハリンが見えました
さらに近場に北海道っぽい景色が見られるとのことで高台に移動
牛、ウシ、丑
宗谷丘陵
息をのむ絶景だ...
北海道旅行って、富良野・美瑛や函館は定番だけど、こういうのが北海道をより体感してもらえるんじゃないかなぁ
さらに丘を登ると現れたのは、ホタテの貝殻で敷き詰められた「白い道」
さっきとはまた違う眺め。そして若干雲に隠れてはいるが利尻富士が見える。
北海道の離島は1つも行けてないので憧れです。
まるで海に吸い込まれるような下り坂
これで今回の旅でやりたかった「”北海道”を感じる」はクリア。
ただ、家に帰るまでが旅行。ここから350km走って帰らないと行けません
せっかくの稚内、名物を食べないとということで「デノーズ」に入店、、、
と思いきや
「フード終わったんですよ...」
( ゚д゚)
そりゃ14時半だもんね。遅すぎたんだね。
悲しみを紛らわしながら、近くにある稚内港北防波堤ドームへ
工事中で入れず、残念!
宣言下で旅行したバチが当たったのかな
こうなったらあそこに寄るしかない
日本最北のマック
パパッと済ませ車をかっ飛ばす
オロロンラインをノンストップで駆け抜けると、
初山別あたり?からうっすら焼尻・天売島が見えてきた
さらに南下して「おびら鰊番屋」向かいの砂浜で日本海の黄昏を眺める
山下達郎さんの「さよなら夏の日」がすごく似合う景色
あの曲自体はすっごく好きだけど、夏に限って”季節の終わり”を感じさせる曲がやたらと多いから夏という季節は嫌いなんですよね...
ちなみに春が圧倒的に大好きです。
さて、昼飯が巨大ハンバーグ→マックにプラン変更なったせいで空腹が限界を迎えました。
日本海に来た以上は海鮮もの食べて帰らなきゃと思い
留萌を代表する「蛇の目寿司」へ
蛇の目スペシャル寿司(3,800円)
この日ウニの欠品でイナゴになったのですが、ウニそんな好きじゃないのでこれでヨシ
(つまりは積丹で友人とウニ丼目的で行ったら路頭に迷うパターンですねw)
海鮮の地物を食べられる有難みよ。1つ1つ噛み締めました。
ご馳走様でした(^^)
留萌からの帰り道は流石に眠かったけど爆音で音楽流してなんとか持ちこたえて22:30すぎに札幌に到着。
実に17時間の長丁場...
787.5km
生命を懸けた戦い、本当によく走った。
今までは6月の羊蹄山周りドライブの413kmが最長。その倍近くを1日で走り切ったことは自分にとっても大きな自信になるし、同じ長距離ドライブ好きにも希望を与えると勝手に思ってます。
でもこの距離を走れるのは、道幅が広くて混雑もほとんどなく緑あふれる北海道だから。
道外じゃ多分ムリでしょう。
それを含めて北海道は最高の場所だと思う。異論は認めない。
あと北海道の空気がおいしいって今まで意味わからなかったけどやっと分かった。本当においしい。
逆に自分の住んでる空気がクソすぎる!
気が早すぎるけど、来年のドライブの予定は立ててます。
①国道5号だけ使って札幌→函館
②札幌から野付半島1泊ツアー
②は是非やってみたいなぁ。野付半島は良いと皆口を揃えるし。③は誰か一緒に行ってくれる人いませんか(小声)
ということで、また北海道に帰る日を心待ちにして日々を生きて参ります。
ではまた!
青春18きっぷ旅 in 北海道⑨【後編】3/12〜13 ナンバーワン
【前編】では北海道新幹線という夢のような乗り物を体験し、函館に到着したところまでお伝えしました。
この時点で16時半。
まだ太陽がこの高さ。
日没時間が段々遅くなるこの時期は好きです。
さて、この日のホテルはこちら。
んーたまらない
バッグを置いて、函館山へと向かいます
もうこの夕陽に照らされる山々と海だけで満足
至高
マジックアワー
あれ?夜景の写真は?
どうせ見飽きた光景だろうから載せませんw
夜景スポットってむしろ昼の方が楽しくないですか?
ぶっちゃけ夜になったらどこに何があるか分からなくなるでしょう。
(ロマンチストを全否定するようでごめんなさい(^^;))
その点、日中だと街の構造をじっくり見られる。
4年前の某ゼミ実習で函館山登山した時の写真。これを見て
「夜景は昼に見るのが一番!」と日本語的におかしな格言を心得たのです。
すっかり日も暮れ函館山を下り、名店「マサラカリス」で優勝
帯広でも旭川でも函館でもカレー、もうどうにも止まらない。
せっかくなのでベイエリアを散策していると
ライトアップされた坂に突然の花火が
どちらも期間限定のイベント。
ただ「光の万華鏡」は基坂に面する元町公園がメイン会場だったのに、コロナの影響で中止に。
観光客も大したいないし開催しても良かったんじゃ...
さて、先ほどのホテルですがどこだったかお分かりでしょうか?
正解は...ラビスタ函館ベイ
最上階に展望露天風呂があり函館ベイエリアを一望でき、温泉の種類も豊富です。
サウナは普段通うジムのそれより温度低め、水風呂はそんな冷たくない。
この日2万6000歩ぐらい歩いたらしくさすがに疲れており、風呂上がりすぐ寝落ちしました。
気づけば朝
戦場へと向かう
キッチンスペースにはビニールカーテンのパーテーション。
卓ごとにビニール手袋用の収納カップやマスクケースがありさすが一流ホテルという感染対策。
まだここまでは良かったんです
こう見れば豪勢に見えます。
けれども私の中ではどうしてもモヤモヤというか、違和感を拭えずにいられませんでした。
なぜか?
①全て小皿に取り分けられた状態
②ご飯、味噌汁も従業員が配膳
現に冬に利用したビュッフェはここまで小皿に分けられておらず自分で量を調節することができた。
ビュッフェは本来、好きなものを好きなだけ盛ることに楽しみがあるというのが持論としてあります。あるいは、一口サイズ以下に盛ってたくさんの品数を味わうとか。
それができないのはキツい。
③飛沫対策からかフタ付き
裏を返すと保温とか乾燥防止の効果があると思えば分かりますが、いちいち取ってる時間が勿体ない。それでいてフタを捨てるゴミ箱もないので余計にスペースもとる。
完全にクレーマーですね!
でも、”日本一美味しい朝食”という触れ込みですごく楽しみにしていただけに、正直期待外れというか...
どのホテルも朝食ビュッフェのメニュー数を減らしているとはいえ、いくらなんでも洋食パートが日ハムの選手層並みに薄くて残念。
ただスイーツはちょうどホワイトデー週ということで満足できるラインナップでした。
函館を離れ、駒ヶ岳がお目見え。
森駅
こういう景色の素晴らしさを、もっと色々な人たちに知ってほしい
自己満足ブログをダラダラ続ける理由がここにあります。
年季の入った列車に駅舎、海、山。
ただ何でもないように見えるけれど、この景色に独特なパワーを感じるといいますか。
北海道らしさが詰まった風景じゃないかと思います。
370余りの道内の駅で1番感動する駅です。
駅前の「雅茶一(がちゃぴん)」で森らいす(1,100円)をいただく。
これは美味しかった。
調べるとハヤシライスのハヤシ(林)から森ライスになったとか。本当か??
食べ過ぎでヒーヒー呻きながら、再び札幌を目指す長い旅へ
分離された車両を見て、あの悲劇を思い起こす
特急北斗に課金したのが懐かしい。
今回はちゃんと長万部行きに乗れました。
1日目(93.0km) 2,170円
札幌 12:52 → 13:12 星置 14:14 → 14:39 小樽 16:52 → 18:06 倶知安
2日目(401.7km) 10,590円
倶知安 6:24 → 7:59 長万部 8:32 → 11:05 新函館北斗 12:48 → 13:34 奥津軽いまべつ 14:15 → 14:48 木古内 15:19 → 16:22 函館
3日目(307.8km) 6,270円
函館 10:55 → 12:21 森 13:44 → 14:57 長万部 15:29 → 16:51 東室蘭 16:58 → 18:20 苫小牧 18:42 → 19:25 北広島 19:28 → 19:35 新札幌
総距離 802.5km
衝動的に始めた電車旅も遂に完結。
行く先々での良いところ、良くないところを感じることができて、多少は人生に豊かさが出たような気がします。
夏に旅したらどんな景色が見られるんだろう...
(続く?)
青春18きっぷ旅 in 北海道⑨【前編】3/11〜12 変わらないまま
2ヶ月ぶりのご無沙汰でございます。
今年度の冬は
12月→鉄路として稼働するJR北海道の路線完全制覇
1月→現存するJR北海道の路線完全制覇
と、チマチマ実績解除してきました。
実際1月に代行バスで日高本線をクリアして満足していたのですが、撮った駅名標の写真と駅数がどうカウントしても合わない。
3日ほど考えてやっと気づいた
そう、18きっぷが踏み入れることのできない「聖域」を完全に失念していました。
課金しないことにはたどり着けない。
かと言って、1年がかりで縦横無尽駆け巡ってきたのにここで諦めるわけにいかない。
3/13(土)のダイヤ改正で18の駅が廃止になる前に、390駅を完全制覇しなくてはならない!
他でもなく自己満足のため、この春も動きました。
いつもと違いまったり午後から始動
まずは小樽でどうしても行きたかったお店へ
アイスクリームパーラー美園
1919年に北海道で初めてアイスクリームを販売した歴史的な店。
店内も風情あるレトロな雰囲気で溢れます。
ハーフ&ハーフ(550円)
店のお母さん曰く、手前が「かたいの」で奥が「やわらかいの」。
昔ながらの濃厚な味わい。
むしろ感動したのが生クリーム。ただ甘いのではなく爽快なさっぱり感があって美味しかった。
さてここから旅の本番。
昨年から順次導入されているH100系と初対面
停車したと気付かないほどの低騒音。そして無駄に広い多目的トイレ。
名前そっくりだけど私はやってません!
すっかり日も沈んだ頃、倶知安に到着
T氏と半年ぶりの対面。全くお変わりなしで安心した。
町の人気中華料理店「広華」で優勝
近くの温泉に入り、眠りにつくかと思いきや
「比羅夫のセコマに行きたいから付き合ってほしい」
と車で強制連行。さすが、所属していた研究室の人間は何かが違う。
個人的にも高1の宿泊学習以来、8年ぶりのニセコ。
上級国民しか泊まれなさそうなホテルがずらり
倶知安に戻ってこの日のお宿へ
実はこれ、ホーマックの居抜き物件なんです。
こんな立派な宿泊施設にするなんて発想が素晴らしい...
翌朝、5時起きでTさんに別れを告げ出発
圧倒的モヤ
おかげで楽しみにしていた羊蹄山は全く見えず終了
長万部あたりからようやく晴れ渡る
早いもので北海道新幹線が開通して5年になるが、果たして駅周辺の街並みは変わっているのか?
何もねぇw
5年経てばそれなりに物件も増えてるだろうと思いきや、全然変わってない・・・
東横インが一層寂しげに映る。
気を取り直し
実に8年ぶりの新幹線で高まる高揚感
快適of快適
あっという間に青森県に上陸
何もねぇw
JR北海道390カ所目を飾るにふさわしい・・・とはとても言えない(^^;
40分後、青森県を去りましたとさ。めでたしめでたし。
このいさりび鉄道、CAみたいな格好の女性が同乗していて、乗客に駅周辺の観光スポットを紹介するというおもてなし(?)があってビックリ。
海沿いに出ると山が見えてきて、例のCAからご紹介。
「こちら、標高334mになります」
それを聞いて私の脳裏によぎったのは、今年のドラフト1位入団でオープン戦新人最多本塁打を記録している佐藤輝明選手。
オープン戦とは言えあれはマジでヤバい。走塁センスも高そうなのでいずれは40本塁打&40盗塁もやってのけそうな気がする。
今年優勝しないでいつ優勝するんだという所感です(な阪関無)
すみません、脱線してしまいました。
黄昏時の海を眺めるうちに市街地へ入り、函館駅に到着。
暖かな日差しと裏腹に突き刺すような冷たい海風を受けて、次の目的地へと向かいます。
《⑨【後編】に続く》
青春18きっぷ旅 in 北海道⑧ 1/9〜10 生まれた時代が悪かった
出発前の会話
「今日は列車というよりはバスの旅かな〜笑」
それに対する母の痛烈な一言
「それって意味あるの???」
こんばんは。
3月にスタートした青春18きっぷ旅もついに最終回。
前回までで既に鉄路として機能する路線は全てクリアしています。
ところが、ここで終わってしまうとどうも気持ちが晴れないのは1つだけ残っている路線があったから・・・
つい最近、2021年4月1日付での廃線が正式に決定した路線です。
ご存知の通り、2015年の高波被害を発端に線路の一部が修復不可能なまでになってしまったことが廃線の決定打となりました。
このため鵡川〜様似間116.0kmは代行バスが運行。もはや今回はそっちがメインです。
新札幌駅から約1時間半で苫小牧に到着
苫小牧を再び出発するまで2時間半も空くということで、2km離れたあのお店へ歩いて行くことに
マルトマ食堂
漁港に面した食堂らしく、月〜土曜日の早朝5時から14時までの営業。
昼なんかはまず1時間ぐらいは待ち時間で覚悟してください。
が、今回は10時半と早めの時間帯だったためかなんと並ばずに入れました。
店内はサイン色紙の巣窟
正月にマー君がゲスト出演した番組で登場したのは知らなかったです。
注文から約15分
先頭バッターはホッキ刺身。通常600円のところ新年特別企画でなんと無料に!
ここからが本番
マルトマ丼
1,500円
ホッキ、まぐろ、さば、サーモン、ズワイガニ、アワビ、ウニ、えび、いくら、えんがわ
が入ってこの値段はレベチ。
隣で夫婦が座っていたんですが、自分たちの注文が来るまで何も話さず私の方を物珍しそうな目で見ていて非常に食べづらかった!
ご飯が余りそうだったので、さらに
うなぎ(900円)
このご時世だからこそ、五郎さんみたく一人で客単価高く食べてお店を支援しないと。
11時半に店を出たらすでにこの行列。これは大勝利
さてここから本番
日高線でしか乗れない特別デザインのキハ40
実は電車旅1発目の時にも乗車したのですが、
とてつもないモヤでした笑
鵡川駅に到着。
もうここから先、二度に列車が通る事はないかと思うとグッとくるものがあります。
乗ったことないのに()
代行バスに乗り換え。
この時まだその恐ろしさに気づいていなかった・・・
この景色こそ、THE 日高
日高本線が廃止になる理由を如実に示す慶能舞川の橋梁。2016年の台風で橋桁ごと海に流されてしまってこの現状。
こんな状況から建て直しましょうと言えるのはJR東海ぐらいしかなさそう。
日高道は日高厚賀ICまで開通しており、新冠ICまでの区間工事が着々と進んでいます。
鉄路が失くなった後のインフラとして、高速道路が担う役割は相当なものになるでしょうね。
この時点で既に1時間50分座りっぱなし。只々しんどい。
というのも
マルトマ食堂での大量摂取で腸内に溜まった老廃物の蓄積
寒さによるニョウ管への強烈な刺激
にダブルで襲われていたから...
ここから様似までさらに2時間弱バスの缶詰め
これが地獄の代行バスである。
多分奥に見えるのはアポイ岳で、その手前が様似市街である。いいから様似に早く着いてくれ。
代行バスのタチの悪いところは、駅の近くを巡るため内陸部の駅では国道から外れて大回りしなくてはならない。
どうせ乗客いないだろうし飛ばしてくれ
ひたすらその一心
馴染みの深い浦河町に突入。
左が日高振興局、海抜18m 右が浦河町役場、海抜4mで埋立地
この防災意識の違い・・・
卒論調査で4回ほど町役場の方とお話しましたが、曰く「津波が来たらヤバイですね...」と。
いやヤバイですねーじゃないでしょ(^^;)
既にこの時点で臨界点に達していたが、
あと1時間も我慢しなくてはならない...
私がJR北海道に対して何か悪いことでもしたのか?
18きっぷで本来10万円かかるところを3.6万円程度で廻ったことの恨みか?
そう自問自答をしているうちに
16:54 様似駅 到着
JR北海道 全線完全制覇
よく頑張った俺のケツ!
喜びに浸る間も無くトイレへと駆け込んだ。まさにビッグバン状態であった...
1年前の自分に「いずれ乗り鉄みたいに北海道の鉄道乗り回すよ」と言ったらバッカじゃねーのと鼻で笑われそうですが
本当に良かったとしか言いようがないです。
1日目(271.7km)
札幌 8:39 → 9:49 苫小牧 12:25 → 12:55 鵡川 13:03 → 14:50 静内 14:58 → 16:50 様似 17:26 → 19:20 静内
2日目(198.5km)
静内 9:07 → 10:50 鵡川 10:57 → 11:28 苫小牧 13:26 → 14:50 岩見沢 15:10 → 15:52 札幌
新たな通過駅:24駅
総走行距離:370.2km
日高線に関しては、あの海岸沿いに広がる風光明媚な景色を車窓から楽しみたかった。
もっと早く鉄道の魅力に気づいていれば
自然災害に振り回される前の時代に生まれていれば
そんなこと言ってもしょうがないのですが、
でも、やっぱり乗りたかったな...
青春18きっぷ旅 in 北海道⑦【後編】12/21 忘れ物を取り返しに《2》
こんにちは!
旭川night→半日大移動と濃ゆい2日間を経て最終日を迎えました。
午前6時に起床し、慌ててホテルを飛び出し朝イチで厚岸駅を出発。
ホームに着くとひときわ目立つルパン三世デザイン列車が。
モンキー・パンチ氏の故郷である浜中町を通ることからこうした粋な計らいがなされているのです。
この日は冬至。
岬でご来光、とはなりませんでしたが、車窓からこんな絶景を眺められるのは電車旅の醍醐味だと思います。
PCの待受にいかがでしょうか?
1時間半で目的地の根室へ到達。
3月には根室に向かうことすら叶わなかったので喜びもひとしおです。
せっかくここまで来たなら、先っぽまで行きたい。
バスに揺られ
如何にも昭和の産物という電話ボックスが我々を出迎え
まさに快晴。
国後島の爺爺岳(標高1,822m)がくっきり見えました。
本土最東端ということで到達証明書をゲット。
最北端の宗谷岬にも徒歩で到達したのですが、深夜0時前で残念ながら証明書をもらえず。
なんか1枚もらうと全部揃えたくなるものです。
バス降車から電車の出発まであまり時間が無いので、お土産を買いに駅前のショップへ入ると
プーチンカレンダー!?!?!?!?!?!?!?!?
「島を返せ!」という看板が街の至る所に置かれていてコレ売ってるのはさすがに草である。
逆の立場で喩えると、ロシアに菅義偉カレンダーが売ってるってことですよ。
きっとパンケーキ食ってるカットがあるに違いありません。
謎は深まるばかり。
誰が仕入れたのか。誰が買うのか。そしてプチンって誰なのか。
ちなみにセントフォースのA4カレンダーが2,530円です。尚更買う人おるんかね。
テイクアウトした「ニューモンブラン」のエスカロップを車内で頬張りながら、カレンダーの謎について考える。
悩むほどますます意味がわからなくなったので、今度根室に行ったらその真相に迫ってみたいところ。
ちなみにエスカロップとは何ぞやと言いますと、バターライスに薄切りのカツを乗せ、デミグラスソースをかけたものです。
小中学生の頃給食に出ていましたが、今の給食にも変わらず登場しているのでしょうか?
それにしても朝飯を抜いたはずなのにライスが想像以上に大量でお腹が苦しい。
再び厚岸駅へ。 あとは札幌に帰るだけなので本来降りる必要はなかったのですが
スヌードをホテルに忘れて根室に行ったのです( ̄◇ ̄;)
この忘れ物癖、もはや病気レベル。老後が思いやられます。
ホテルにスヌードを受け取りに行き、向かいの「一福」に入店。
一福セット(1,500円)
福めしに入るは、牡蠣、帆立、ホッキ、あさり、ツブ、イカ、昆布...
ついつい宝石箱や〜と言いたくなる。
それに蒸し牡蠣とカキフライ、あさり汁という、今年のジャパンカップを彷彿とさせる豪華な顔ぶれ。
貝を一つ一つ噛み締めるように味わう。
ご飯にも貝の出汁を存分に感じられ、いつまでも味わっていたいので逆にご飯が進まない。
スヌードをうっかりホテルに忘れたからこそ巡り合えた絶品。
ハプニングをいかにモノにできるかが、電車旅を楽しむカギです(何様だよ)
次の乗車まで時間があったので港まで散歩。
海って、良いな。
①
1日目
[札幌ターミナル 8:00 → 13:00 3条9丁目] 新旭川 14:06 → 15:34 風連 16:24 → 17:50 旭川
2日目
旭川 9:19 → 10:27 上川 11:10 → 12:41 遠軽 13:00 → 16:05 網走 16:17 → 19:50 東釧路 20:40 → 21:33 厚岸
3日目
厚岸 6:22 → 8:00 根室 [8:20 → 9:04 納沙布岬 9:55 → 10:39 根室] 11:03 → 12:30 厚岸 15:03 → 20:19 新札幌
新たな通過駅:25駅
合計距離:1,285.9km
これで、電車旅をスタートした3/9時点で”鉄路として”稼働していた路線は廃止になった札沼線を含めて完全制覇です。
俺のケツよく頑張った!!
ですが、
まだ終わりではありません。
大学時代にお世話になった、あの地域の路線が残っています。
来年4月に廃止が決まった、海沿いを走ってい”た”あの路線。これが最後に残ったのは何か運命的なものを感じます。
存分に楽しみ、ガッツリ金を落としにいきます。
それでは、よいお年を。
青春18きっぷ旅 in 北海道⑦【前編】12/19〜20 忘れ物を取り返しに
どうもご無沙汰でございます。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
高校・大学の同期で最近SNSにすら浮上しない方がボチボチ増えている中、果たしてしぶとくも生きているのか?と心配になる今日この頃です。
さて今年3〜4月に敢行した電車旅ですが、一度経験したことによって完全に魅力に取り憑かれてしまい
冬の18きっぷ期間になったので待望の(誰が?)第2章を始めました。
1週間前から楽しみで落ち着きなかったのですが
岩見沢周辺での連日の大雪で出発日のJRがストップ!クソったれ!
そんなわけで
出だしからまさかの高速バス( ̄▽ ̄;)
現実は残酷です。
岩見沢なんて市街地に入ってから10分で100mしか進まず、乗ってるうちに岩見沢が段々キラi(自主規制
長時間運転になったため三笠の道の駅で休憩。ここもブリザード
バスに揺られること実に5時間・・・
やっと着いたぜ旭川
コロナの感染者数が多くなっているためか、寒さはあるにしても土曜の日中と思えないほどの人の少なさ。
休む間もなく「アジア金星堂」のあいがけカレー「インディラ」(1200円)でひとまず優勝
味わってるうちにまーた吹雪いてきた。なんか悪いことした??
1時間半ほどで風連に到着
もちろん目的はコレ。
3月に「梅光軒」に忘れて食べそびれた塩豆・よもぎ・ハスカップの3個。
これで晴れて「もち米の里⭐︎ふうれん」のレギュラー大福を完全制覇しました✌︎('ω'✌︎ )
風連から旭川に戻ると、買物公園通はイルミネーションが灯っていました。
そこで旭川で頑張っている大学の知人Tさんと合流し
知る人ぞ知る名店「馬場ホルモン」へ。
昨年9月の自転車旅のとき予約満杯で入れなかったぶん、このホルモンを喰らうことが今回旭川での最大の目的でもあったのです。
この圧倒的ボリューム
メニュー表はナシ、本当にホルモンのみ。注文する時は”●人前ください”。
無性に米が欲しくなるので、食べたれけば持ち込んでもOK。
塩漬けでいろんな種類がミックスされているんですけど、七輪で焼くのがまた良いんですよね。火加減を調節できないから油断禁物。
50回100回噛んでも滲み出る旨味を堪能し、瓶のクラシックを飲む。この日はコンサドーレが最終戦を勝利したことも相まって最高すぎます。
2巡目を注文した後に店員さんが
「ごめんなさいもうホルモン売り切れたんですよ〜」
19時で完売はヤバイ。これが名店ってやつですか。
まあこれだけだとお腹はまだまだ問題ないのでTさんオススメの居酒屋「炉端のユーカラ」へ。
店探しの役はよく引き受けるものの、逆にこういう類の居酒屋を選ばないだけに新鮮でした。
巨大シマホッケ久しぶりに食べたけど、これが美味い店にハズレはない!
2軒行ってかなり満足していたところ、Tさんが気になっているバーがあると聞き、せっかくならと向かったのは「its BAR カゾン」
↑シャインマスカットのマティーニ(1000円)
メニューだけ見ても楽しめるような名前ばかりで、自分とは全く無縁だったバーの面白さに気づけた...つもり。
札幌にはこうしたバーが多いと思うので行ってみたくなりました。
まずは一緒に行く人探しを頑張れ
これにて旭川nightは終了。人と会うって素晴らしい。
《2日目》
駅から徒歩3分の「ホテルウイングインターナショナル」に宿泊したのですが、朝食ビュッフェがまた凄かった。
海鮮丼のネタは立派だったし、それ以上にたまたまやっていた「蟹フェア」が圧巻。
蟹の炊き込みご飯、カニグラタン、カニクリームコロッケ、そして蟹のアラ入りスープでラーメン。
ラーメンなんかビュッフェでは邪道と思うけど、これは絶品すぎた。
定山渓の卒業旅行でイキってリバース手前までなった以来のビュッフェだったけどペロリと食べられました。
それでいてこんな眺めの場所で食べられるという、気分はまさに上級国民。
エネルギーを満タンにして旭川から石北本線で遠軽方面へ。ここから目的地まではアクセル全開ブレーキ踏まずに向かいます(不謹慎
上川は気温が−15℃。という割には案外寒くなかった・・・
その先はずーっと山をかき分けていくような道のり。紅葉の時期に来てみたい
冬至を翌日に控え、もう15時半すぎには夕日が差し込む。夕陽こそ至高
網走駅。こういう景色、好きです。
オホーツク海沿いの駅にはこういう喫茶店が入っている。ノスタルジック
完全に日が暮れると、前回冠水の影響で諦めた釧網線の未知の領域(知床斜里〜東釧路)に突入。
暗くて何も見えないので特に感想は無いっすw
でも川湯温泉あたりでは硫黄の匂いがしました。摩周湖とか屈斜路湖とかに行った中学の修学旅行で親友にハメられたのを思い出しました()
暗闇の中を進み、21時半に厚岸駅到着。正直朝食が最大のハイライトでしたが、朝に旭川にいたと思うと相当な大移動よく頑張った。
さあ、いよいよ次の日は最果ての地を目指す事になります。
(【⑤後編】に続く)